ボタン選びの押さえておきたいポイント
アケコン用のボタンは各メーカーから様々なものが販売されていますが、まず大まかに押さえておきたい3つの注意点、ポイントを紹介します。
今お使いのアケコンを見ながら確認しましょう。
・1.サイズ
アケコン用ボタンのサイズは直径30mm/24mmの2つが主流です。
一般的な市販のアケコンはほぼ30mmのボタンが採用されており、一部のスタート/オプションボタンや、レバーレス系のコントローラーでは24mmが採用されています。
例としてQANBAのObsidianでは30mm×8個、hitBOXでは24mm×11個、30mm×1個です。
お手持ちのアケコンに使われているサイズと個数を確認しましょう。
・2.取り付け方法
取り付け方法はハメ込み式と、ネジ式の2種類があります。
(ハメ込み式は、差し込み式等メーカーによって呼び方の違いがあります)
アケコン標準装着品はハメ込み式となっており、取り付けや交換が比較的簡単であるのが特徴です。ネジ式はアケコンにより強力に固定でき、ガタツキも少なくなりますが、固定部分のサイズが大きいため一部のアケコンには取り付けできない場合があります。
初めての方はハメ込み式タイプから選ぶのがおすすめです。
・3.静音性
アケコンは元々、ゲームセンターの筐体を家庭環境で再現することを目的につくられました。
ボタンを押す音は気持ちがいいものですが、やはりゲームセンターに比べると家庭内ではその操作音が響きやすく、なかなか思い切った操作ができないこともあります。
そのため近年では通常のボタンに加え、押す音が小さくなるように素材や形状を工夫したボタンや、予めその静音ボタンが搭載されたアケコンが販売されています。
操作音を抑えたい方は、この静音ボタンを選ぶと良いでしょう。今、静音ボタンが搭載されているアケコンを使用している方は、通常ボタンを取り付けた場合は音量が大きくなりますので留意しましょう。
ATTASA SHOPの取り扱いメーカーからおすすめ商品をピックアップ
上の3点のポイントを押さえたら、実際に交換するボタンを選んでいきましょう。
しかし、いざ調べると結構な種類があり、どれを選んでいいかわからないという場合があるかもしれません。そこで、目的に応じてどのモデルを選べばいいかおすすめをピックアップしました。
・1.ゲームセンターと同じものが使いたい方
三和電子OBSF-30
三和電子は日本のゲームセンターで最も普及しているメーカーで、アケコンにおいてもハイエンドモデルでは標準装備されていることが多い人気メーカーです。
OBSF-30は、三和電子の最も標準的なハメ込み式ボタンで、他のボタンと比べる場合の基準にもなります。反応がよく、軽めのフィーリングが特徴です。ObsidianやEVO Droneの標準搭載品でもあり、ユーザーにとってデフォルトの操作感が気に入っている場合は、OBSF-30を選ぶのがおすすめです。
・2.静音ボタンに変更したいが値段が気になる方
三和電子OBSFE-30
OBSFシリーズと見た目はほぼ同じですが、素材をエラストマーという特殊なプラスチックに変更し、操作性を保ちつつ静音性を高めたモデルです。静音ボタンの中では値段も手頃ですので、コストを抑えつつ静かなアケコンにしたいという方はこちらをお試しください。
・3.ボタンはしっかりとした押し心地がいい、硬めのボタンがほしい方
セイミツ工業PS-14-K 強化スプリング仕様
セイミツ工業製のハメ込み式クリアカラーボタンです。セイミツ工業は三和電子と並び、日本のゲームセンターの歴史を支えた老舗のメーカーです。近年ラインナップの充実に力を入れており、製品バリエーションが非常に豊富なのが特徴です。
三和電子に比べ押し込み時の入力がONになるまでが深めに設定されており、しっかりとボタンを押す感覚がありますので、誤入力を抑えたい方におすすめです。また、1.25Nもしくは1.5Nの強化スプリングが封入されており、より硬めのフィーリングが楽しめます。
・4.できるだけ長く使いたい、耐久性が高いものがほしい方
CROWN SDB-202
CROWNの代表的なネジ式ボタンです。CROWNは韓国のメーカーで、内部構造にCherry MX Silverスピード軸(通称銀軸)という、FPSなどで使用されるゲーミングキーボードのスイッチと同じものを採用しています。
キーボード用の軸は耐久性が高いため、長く使っても壊れにくいのが特徴です。
・5.見た目重視!カッコいいボタンがほしい方
セイミツ工業 PS-14-PSN
セイミツ工業製、ネジ式のボタンです。
パール調のプラスチック素材を採用し、今までの単色ボタンにはない不思議な色合いとなっています。セイミツ工業のボタンはカラーのバリエーションが多く、カッコいいアケコンを目指したい方の強い味方となってくれることでしょう。
セイミツ工業×ATTASA SHOPコラボモデル PS-14-K-HORO
セイミツ工業とATTASA SHOPのコラボレーション企画で生まれた、ハメ込みのボタンです。
上部にホログラム調の印刷がされ、光の当たり方によってきらびやかに反射します。また内部には通常より13%重い強化スプリングが内蔵され、押し心地の面でもお墨付きです。
・6.反応速度が一番!素早く押せるボタンがほしい方
Qanba Gravity KS
元々アケコンのメーカーであるQanbaですが、近年になりプレミアム感のあるパーツの製造を始めました。後発メーカーならではの、既存概念に囚われない大胆なアイデアの新商品を生み出しています。
OMRON製スイッチを採用し、押してから反応するまでの距離を短く設計しているため、最速クラスの反応が特徴です。また、2種類の静音材を封入し、静音ボタンとしての性能も優秀です。