アケコンカスタマイズは誰にでも楽しめるのでおすすめ!
通常のコントローラーや、PCで使うマウス・キーボート等の入力デバイスにはない、アケコンならではのおすすめポイントのひとつに“改造・カスタマイズの幅が非常に広い”というものがあります。例えば大会や配信などで、プロゲーマーがチームのロゴや名前の入ったアケコンを使用している場面を見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
また実際にオフの対戦会や大会に足を運ぶと、ボタンの種類・色を変えているものや、天板イラストを組み込んだアケコンもよく見かけます。「自分もカスタマイズに興味があるけど、なかなかに手を出しにくいのでは…」と不安になることはありません。
カスタマイズの最大の魅力は、自分のアケコンに愛着がわき、よりゲームに対するモチベーションが高まる点にあります。このページではアケコンの性能面のカスタムについての概要と、見た目のカスタム方法について詳しく説明していきます。
※作業手順については、アケコンのメンテナンスについての記事も併せてお読みください。
アケコンの性能面を変えてみよう
まずは今のアケコンを基準に「もうすこし○○な点を改善したい」というように、完成イメージを立ててみましょう。
例えば「入力感覚をもう少しハッキリさせたい」「ボタンの反応を良くしたい」という内容です。「操作音が気になるので静かにしたい」というのも、性能面のカスタムといえるでしょう。
また主に鉄拳などの3D格闘ゲームでは、“韓国レバー”という日本のレバーと根本的に構造が異なるものに変える方も多く見受けられます。ステップ入力性能が強化されるのが特徴です。
とはいえ、アケコンの部品は種類が多すぎてどれを使えばわからないという方も多いと思われます。こちらのページでは概要のみとし、別ページにて自分に合ったレバーの選び方と、自分に合ったボタンの選び方を案内していますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
また、プロゲーマーの中には自分のアケコンはどのパーツを使用しているか公表している方もいます。憧れのプロゲーマーと同じ性能のアケコンを使い勝利を目指す、というのもモチベーションにつながるのではないでしょうか。
アケコンの見た目を変えてみよう
先程までは性能面での説明でした。次に見た目を考えてみましょう。単純なところではステッカーを貼る、レバーボールやボタンの色を変えてみるというのがあります。しかし、見た目を変える一番の方法はやはり天板をガラッと変えてしまうことでしょう。
以前はカッティングシートを用いて貼り付けるという手法が一般的でしたが、近年のアケコンにはオプションとして天板イラストの交換に対応しているものが増えています。もし今お手持ちのアケコンが対応している機種ならば、ぜひともトライしてみてほしいところです。ATTASA SHOP取り扱いのQANBAでは、ObsidianとPearlが天板イラスト交換対応機種です。
実際にObsidianをベースに、天板カスタマイズの流れについて見ていきましょう。
まず、以下のものを用意しましょう。
- Obsidian用クリアパネル(アタッサショップで販売中)
- PhotoshopやGIMPなどPSDファイルが作業可能なソフト
- テンプレート用PSDデータ(アタッササポートページにて無料配布)
- ドライバー、カッターなどの工具
- A3サイズ対応のプリンターと用紙(ない場合はコンビニプリントも可能)
最初に、写真やイラストをテンプレート形状に合うようレイアウトしたデータを作成します。
テンプレートにはレバーとボタン穴の位置が抜かれていますが、実際にレバーを取り付けるときは保護用ワッシャー(ディスク)を乗せるため、その部分が隠れてしまいます。レバー周辺は少し余裕のある構成にしましょう。
データが完成したら印刷です。サイズや縮尺を変更すると取り付けができなくなるため、そのままの大きさで出力します。コンビニの場合はJPEGではなく、PDFデータで保存したうえで印刷すれば大丈夫です。
印刷後は縁や穴をカットします。初めての場合はレバーとボタンの穴を開けるのが難しく感じるかもしれませんが、写真のように多少の余白を残すイメージでカットすれば組み込み時に隠れるのでおすすめです。
次はいよいよ組み込みです。
アケコンのメンテナンスについての記事を参考に、レバーとボタンを外し、写真のように本体上部のネジ穴保護シールをカッターで剥がします。保護されていたネジを取り、デフォルトの黒い天板を外しましょう。
クリアパネルを用意します。クリアパネルには3枚の保護フィルムが貼られており、すべて捲る必要があります。先ほど印刷したイラストをクリアパネルで挟み込み、ネジ締めして取り付けます。あとはレバーとボタンを組み込み、動作チェックのうえ裏蓋を閉じれば完成です。
Obsidianを例に挙げましたが、他の天板交換対応機種も同様の流れとなります。参考になれば幸いです。